Bolan Chen

 1955年上海に生まれる。家族の影響で、幼い頃から西洋文化に強い興味を持ち、11歳の頃には、絵を描くことに夢中になっていく。1966年からの文化大革命の動乱の中、建築現場や舞台制作の仕事に従事する。1980年、上海師範大学芸術学部に入学。在学中は、中国奥地の少数民族の村などへも旅をし、稀有な体験をする。卒業後は高校で美術を教えながら、自身のアート制作に取り組む。

1986年初めて日本に渡り、翌87年には、横浜の神奈川県民ホールギャラリーにて、自身初の個展を行う。その後服飾に興味を持ち、東京文化服装学院で1年学んだ後、ヨーロッパに渡る。1991年イギリスのアーティストビザを取得すると、ロンドンにACAVA(英国視覚芸術文化推進協会) のアトリエを得、ロンドン、ジュネーブ、ミラノ、香港などで展覧会を開く。

2003年以降は、福岡のアトリエを拠点に、ロンドン、ジュネーブ、東京、北京、上海、香港などで展覧会を行い、今日までアート活動を続ける。